2020年12月10日、なんと悪名高い「Mildom(ミルダム)」に天下のYouTuberであるHIKAKIN(ヒカキン)様が参入することが発表されました。
https://twitter.com/hikakin/status/1336997364754628608?s=21
一体どうしてヒカキンがミルダムに参入しなければならなかったのか?
わざわざ評価を落としてまでミルダムで動画配信を行う理由を今回は暴いていきます。
HoYoverseの王道RPG『スターレイル』まだ遊んでないヒヨってるやついる?いねーよなぁ!?
最高峰のグラフィックと壮大な世界観でプレイヤーの心を鷲掴みにしてくる神ゲーが無料で遊べるのマジで感謝。
家ではゲーミングPCでシナリオを4Kプレイ、外ではスマホでサクサクアイテム集めの周回みたいにデータ共有して遊ぶことができるので、まさかいないとは思うけどまだプレイしていない人は遊んでみてな!
\基本プレイ無料/
HIKAKIN(ヒカキン)がミルダムに参入する本当の理由
一体なぜ市民から絶大な評価を受けているヒカキン様が、ゲーム会社からも嫌われているミルダムで実況することになったのか?
‥‥‥これにはちょっとした大人の事情があるのです。
UUUMが赤字を計上
こちらはUUUMが発表している決算の一部。営業利益推移の表です。
営業利益=売り上げ−原価−販売費及び一般管理費
「販売費及び一般管理費」には人件費・広告費・オフィス料金とかが含まれますがまぁ、細かいことはこの辺にしておきましょう。
注目してほしいのは2020年5期4Qの営業利益。ここで-30になっていますよね?
つまりUUUMはこの期間で赤字を計上したということです。
赤字の原因は?
ではこの赤字の原因は一体何なのでしょうか?
UUUMの場合4Qは3〜5月の期間です。つまりコロナが大きな原因とみて間違いないでしょう。
コロナショックにより企業も広告費をあまり出せなくなりました。そのしわ寄せが広告単価に表れてきます。
4月5月は広告単価が史上最低クラスに低かったため、利益が出なかったということです。
こちらの表は動画再生数のグラフです。20年4Qの再生数は大幅に上昇しているのにも関わらず利益が出ていないのは、やはりコロナによる広告単価の下落が原因ですね。
まぁ再生数が4Qだけ大幅に上がっているのもコロナで引きこもりしている人が増えたためですけどね。
さて、コロナの影響は広告単価を下げただけではありません。UUUMの収益ポイントは複数存在します。
- YouTube広告
- イベント
- 案件(商品紹介など)
- 企業タイアップ
- 自社商品
コロナによって広告単価が下がったのはもちろん、イベントの自粛、企業の経済圧迫による案件の減少、企業タイアップの消失なんかにも影響があります。
さらにUUUMの経済状況を圧迫させた要因がこちらからもわかります。
この画像は販売費及び一般管理費の推移を表していますが、やはり2020年4Qの販管費が最大になっていますね。
その中でも業務委託費と広告宣伝費が大幅に上昇しています。
4月にはUUUMと吉本興業で資本業務提携することが発表されたことから、これに関する業務委託費と広告宣伝費が積み上がっているのではないかと予想できます。
💡以上のことからUUUM赤字の原因はコロナによる「粗利益」の減少と「販売費及び一般管理費」の増加とみて間違い無いでしょう。
ヒカキンがミルダムに参入するのは利益圧迫が原因
さて、いよいよ本題です。
企業が存続するために利益を追求するのは当然の行為。
余裕があるうちは「組織の目的と使命を果たすこと」というドラッカー様の崇高なお言葉を実行することもできますが、赤字になればとにかくお金が必要になりますよね。
ミルダムは株式会社「DouYu Japan」が運営していますが、これは中国最大手のライブストリーミングプラットフォームを持っている闘魚(Douyu)と三井物産によって設立された会社です。
ミルダムはYouTubeなどで活躍しているゲーム実況者を多大な契約金で釣っていることが話題になっています。
加藤純一に1億円オファーがいって、加藤純一はそれを断ったことも有名ですよね。
つまり今回のヒカキン様にもUUUMを通して莫大なお金がかかったオファーが届いたことが容易に想像できます。
UUUMは今シーズンコロナの影響もあり利益があまり出ていない状況。ならばUUUMファウンダー最高顧問のヒカキン様もこのオファーを断ることはできない。
会社存続のために、少しでも利益をあげるために今回ミルダム参戦を決めたということでしょう。
UUUMの経済状況とミルダムの汚名返上したい思惑が合致した結果がこれです。
悪名高いミルダムだけど大丈夫?ヒカキン参戦で変わるのか?
今回ヒカキン様がミルダムにやってくることで、これまで散々な言われようのミルダムは汚名返上できるのでしょうか?
ミルダムで配信できるゲームは限られている
例えば任天堂のゲーム。UUUMに所属するヒカキン様は法人として実況プレイをしますが、UUUM所属クリエイターは個人と同様のガイドラインに沿って実況プレイすることができます。
ただし実況配信できるプラットフォームは任天堂が認めた場所のみ。ニコニコやYouTubeでは実況できてもミルダムでは実況できないとガイドラインにしっかり書いてあります。
最近スイッチ発売されて実況の定番になりそうなゲームの1つ「桃鉄」はコナミのゲームです。
本来収益化を認めていないコナミも「桃鉄」は特別扱いで、ガイドラインに則れば収益化OKと公式で発表しています。
しかしそのガイドラインにもやはりミルダムでは実況できないと書かれています。もちろんYouTubeやニコニコなどではOK。
このようにゲーム会社から許可がおりず、実況できるゲームが限られてしまうのがミルダムのダメな点の1つですよね。
ヒカキンが参入しても変わらないと思う
ヒカキンが参入することでファンはミルダムの配信も見るようになるでしょう。
ですが、個人的な考えとしてヒカキン様が来ようが何だろうが、ゲーム会社から実況配信OKの許可がおりない限り限界があるのかなと。
YouTubeとミルダムの決定的な違いですよね。任天堂もサイゲームズも桃鉄も許可がおりない。
ヒカキンもそりゃ影響力はあるけど、ゲームジャンルでより影響力がありそうな加藤純一を引き抜くことができなかった。これが分岐点だったのかもしれない。
まとめ:UUUMはオワコン?
UUUM所属の大手クリエイターが度々脱退していて巷では「オワコンなのでは?」と話題になってたりします。
- 木下ゆうか
- すしらーめんりく
- ヴァンゆん
- 関根理沙
など主力が脱退。確かに多少の影響はありそうですよね。
でも決算資料を見てみると、UUUM所属クリエイターはどんどん増えていてUUUM全体の再生回数もしっかり右肩上がりで伸びているんですよね。
営業利益の伸びにこそ停滞を感じますが、そこは新規事業の成功次第でいくらでも改善できるでしょう。
少なくとも「大手クリエイターが離脱しまくってるからUUUMオワコン!」と言うのは早とちりみたいです。
【PR】今流行りの配信アプリ
稼ぎやすさ | |
---|---|
視聴者数 | |
PCでの視聴 | 可能 |
ゲーム配信 | 可能(WindowsPC必須) |
稼ぎやすさ | |
---|---|
視聴者数 | |
PCでの視聴 | 可能 |
ゲーム配信 | 可能 |
稼ぎやすさ | |
---|---|
視聴者数 | |
PCでの視聴 | 可能 |
ゲーム配信 | 可能 |